「病室で念仏を唱えないでください」の動画配信を無料で見る方法はこちら

お坊さんで救急医という意外な組み合わせながら、どちらも命を扱う仕事であり、毎回死にゆく人や一命をとりとめる人たちとの関わりを通して生死について考えさせられるドラマです。特に幼児の性的虐待で死にゆく少女の最期が衝撃的でインパクトがありました。松本先生の友人である宮寺さんが最期はみんなに守られながら死んでいくところがすごくうらやましいと思いました。

現役の僧侶でありながら医師免許も持つという主役のキャラクターがこれまでにないものでしたので奇抜な設定だと思いながらも、伊藤英明さんの僧侶の姿がとても板についていたので違和感なく鑑賞する事ができました。

毎回見ごたえがあり、回ごとにテーマがあり、考えさせられることも多かったです。重いシーンばかりではなく、病院のスタッフが控室で、色んなことをしゃべっているシーンは、個性的な人達の集まりでとても楽しく観れました。

萩原聖人さんのファンなのですが、いつもの役の感じと違って神経質な役なのが面白かったです。ムロツヨシさんもいつもの感じと違い冷徹な感じなのですが、実は情のあるお医者さんだったのが良かったです

この作品は和尚をしながら医師というのが良かったです。念仏を唱えている姿がとても印象的です。医師として患者を絶対に救おうとするまっすぐさがかっこよかったです。

医者は患者さんを生かす人、僧侶は亡くなった人を弔う人。相反すると思いました。しかし医者でも救えない命もあることが現実ですからそれを兼任するのはある意味、理にかなっています。松本先生のような存在は不謹慎ではなくて1番優しい存在なんだと感じました。

実際にありえなさそうなエピソードで役もあっていて面白かった。お坊さんと医者なんて両立してるひとってまずいないと思うので、その視点が良かった。

個人的にムロツヨシさんが大好きなのですが少し意地悪な役で出演していたので少し残念でしたが急に英明さんがお坊さんになって念仏を唱えて物事を解決していく姿が面白かったです。

病院を僧侶がいるなんて縁起でもないと思うかもしれないが、末期の段階の患者の為にはいいのかもと思いました。教会が始めたホスピスには神父がいるので日本では僧侶がいてもいいかもしれないですね。

お坊さんだけどお医者さん、不思議な感じでしたが面白かったです。伊藤英明もいいキャラでしたが、ムロツヨシさんはやっぱりいいですね。大好きな俳優さんです。