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現実と非現実の世界観から生まれる犯罪への憎しみに終わらない負のループを感じさせました。天才的頭脳を持つ主人公・柴田の一般常識のなさにコミカルさを感じつつ、超人的だからこそ追い続けなければならない使命感で結末となった最後に想像力を書き立てられました。タイトルの「ケイゾク」の意味を深さを感じた結末でした。

中谷美紀さん、渡部篤郎さん、ふたりのキャラが濃い設定ながら役にぴったりはまっていた姿が印象的です。一見合わなそうなふたりが協力して事件を解決していく場面にのめり込んでいきました。

中谷美紀さんの振り切った演技がとても好きでした。こんなにキレイな人なのに、さすが女優さんだなと。内容としては刑事の娘で、父を亡くした主役と過去に悩まされている中年刑事。渡部篤郎さんも渋くて良かった。今の面白くない医療ドラマばかりの日本のドラマもこのぐらいの内容で出来ないのかな？と思います。

ケイゾクは迷宮入りした事件を捜査する部署で柴田と真山が解決をしていくというドラマです。柴田は東大卒の変人、真山はぶっきらぼうな刑事という2人がコンビを組むのですがその2人の掛け合いが面白いです。監督が堤幸彦さんなので小ネタがそこらじゅうに散りばめられておりシリアスな話の中にも時にユーモアを感じられる作品で面白いです。

何回観ても最高。
リアルタイムで見てたら、続きが気になりすぎるだろうな。
90年代の最後にふさわしい独特な雰囲気と変わった演出とカメラワーク、サブリミナルな編集効果など、現代のドラマでは考えられないような尖ったセンスが20年前の日本のドラマには存在していた。

渡部篤郎さんの若い頃を始めてみましたが、かっこいいですね！
ストーリーも面白かったです。

中谷美紀が現在の艶っぽいイメージとは違った非常に可愛らしいキャラクターが良かったのと、全盛期の渡部篤郎の色気が半端なくて、メインキャラクターはみんな良かったです。
薗田賢次の鬼カッコいいオープニングや中谷美紀と坂本龍一による主題歌『クロニック・ラヴ』は大名曲だし、なんやかんや楽しめました。