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今でも母と佐藤健くんがTVに出ると「天皇の料理番」の子だよねと言うほど，思い出深い番組です。無鉄砲だった主人公がパリに行って最後は天皇の料理番になるというサクセスストーリーなのですが，凄く細部まで丁寧に作られていたドラマだったと覚えてます。病気療養している兄役の鈴木亮平さんがドラマの回を重ねるたびに痩せてきたシーン，死に際の奥さん役の黒木華ちゃんに口移しで食べさせるシーンは涙が溢れたものです。

西洋料理に魅せられた青年が一念発起して料理人を目指し、遂には宮内省の料理長にまで上り詰めた人物を描いたサクセスストーリーだが、
様々な紆余曲折を経ながらも決して信念を曲げなかった主人公の生き様が鮮やかに描かれていた。

主演の佐藤健さんのファンだったので見始めたのですが、田舎のダメ青年が料理番になっていくまでの成長ストーリーのおもしろさにはまっていきました。他のキャストの方の演技も素晴らしかったです。

料理人としても、一人の人間としても天皇陛下の料理を作るまでに大きく成長していく姿に感銘を受けたことを覚えています。
また、人のきっかけはどこに落ちているかわからないなと今でも思わされるドラマです。

佐藤健が演じていた秋山篤蔵の波乱あり感動ありの作品でした。
私としては黒木華の演技力、その時代背景、修行するということの大事さを痛感いたしました。

主人公の兄役の鈴木亮平の演技が素晴らしかった。病気でだんだん痩せていく姿がかなりリアルで、役者魂を感じた。
佐藤健の料理のシーンも本物の料理人みたいに上手でよかった。

優しい旦那なんだろうけれどダメ亭主という感じの主人公が、元妻と再婚し父親となってからはしっかりとした大人になっていたのが印象的でした。それを支えた妻は乳母としても独立していてあこがれました。

佐藤健演じる主人公が成長していく姿に見ていて共感しました。特に印象に残っているのは、日本が戦争に負け、GHQによる統治が始まってからのシーンです。GHQの理不尽な行いに対しても主人公が信念を持って対処する姿勢に心を打たれました。

天皇の料理番では、秋山篤蔵が料理人になりたいという夢に向かって全力で頑張っている姿に感銘を受けました。また、一口のカツレツがきっかけとなって料理の道を極めていくシーンがとても良かったです。料理に関心を持つきっかけは大事だと考えられました。

篤蔵を演じた佐藤さんがとてもツボりました。一生懸命料理をしてる篤蔵はとてもかっこよかったです。このドラマは全体的によくできてて、見ごたえがありました。

この作品で一番印象に残ったのは、鈴木亮平さんの演技力と、体型まで痩せ細ってしまっていたところです。彼は本当に俳優さんとして、すごい方だなと思います。

両親に煙たがられていた篤蔵の理解者だった兄の周太朗が病魔に冒され、自分の夢を徳蔵に託すのだが、段々弱っていく姿が見ていて堪らなかった。徳蔵が作った料理を口にした時の周太朗の表情も満足げだったがどこかやるせない気持ちでいっぱいになってしまった。